世紀の激闘がポーランドの地に刻まれた

2時間45分に及ぶ熱戦の末、日本女子バレーボール代表は世界ランク2位の強豪ブラジルに2-3（25-23, 22-25, 20-25, 25-23, 10-15）で敗れ、決勝進出を逃した。試合後、石川真佑主将（21）は「最後の局面で力及ばず…本当に悔しい」と唇を震わせた。

戦術の攻防が光った5セット

1. 第1セット：日本が精密サーブで相手レシーブを崩し先取
2. 第2セット：ガブリエラの強打に苦戦しタイムアウト
3. 第3セット：191cmベルグマンの高さに苦戦
4. 第4セット：荒木彩花のブロックが流れを変える
5. 最終セット：ブラジルの経験値が勝負を決める

選手別ハイライト

• 石川真佑：チーム最多20得点（スパイク成功率42%）
• 和田由紀子：決勝点ブロック含む17得点
• 荒木彩花：第4セット起用で3ブロック決勝
• ガブリエラ：ブラジルエースが試合最多28得点

データで見る戦い

銅メダル決定戦へ向けて

フェルハト監督は「今日の悔しさをエネルギーに変えよう」とチームを鼓舞。ポーランド戦では、リベロ小島満菜美のスーパーレシーブ（試合計32回成功）と佐藤淑乃のクイック攻撃が鍵に。石川主将は「最後まで諦めないバレーでファンに感動を」と誓った。

次戦展望：

• ポーランド戦は現地時間27日20:00（日本時間28日4:00）
• 過去5年対戦成績：日本3勝2敗
• 注目選手：ポーランドのエース・ステシャーク（身長201cm）

日本バレーの新たな歴史が、今まさに創られようとしている。