大関・琴桜、関脇・大栄翔らと19番取り!春場所へ向けて調整中
大相撲の大関・琴桜が、関脇・大栄翔らと19番相撲を取った。春場所へ向けて、精力的に番数を重ねて調整している。

大相撲の大関・琴桜(佐渡ケ嶽)が3日、大阪・松原市の部屋宿舎で行われた朝稽古で、出稽古に来た関脇・大栄翔(追手風)、同王鵬(大嶽)らを相手に19番相撲を取った。幕内・豪ノ山(武隈)には4勝4敗と苦戦。まわし引いて組み止める前に相手に圧力を掛けられると、後退し土俵を割る場面があった。序盤の連敗には「あーっ、くそっ!」と声を上げて悔しがった。稽古全体では計19番取って13勝6敗。「いつも通りです」と振り返った。場所前の仕上がり具合について問われても、多くを語らない琴桜。「あまり良い悪いを考えないように。順調、順調ではないなど余計な考えはいらない。やれないなりに対応しないといけないし、やれるからと言って、必ずしも本場所で調子が良いとは限らない。しっかりと自分の思っているものを整えてやるだけ。今の良し悪しではない」と語った。ここまでは大阪入り前から出稽古に出向くなど精力的に番数を重ねてきた。「その時にその時によってできることがあるので、対応してくだけ。できないどうこうより、その日その日に向き合えれば。状態が悪い日もあるかもしれないが、それに対して対応できるように。体の状態で当たってみて違うこともあるので、対応していかないといけない」と、大関7場所目で初のカド番となる春場所(3月9日初日・エディオンアリーナ大阪)へ向けて、その日の最善を尽くして準備する。