花巻東主将中村耕太朗、米国大学進学を目指す「野球も勉強も」
花巻東の中村耕太朗主将は、卒業後の米国大学進学を目指している。野球も勉強もできる人間になるため、米スタンフォード大に進学した先輩の姿を追いかけている。

中村耕太朗主将は、地元・花巻市出身で中学時代はオール 5。高校では全寮制で、野球部は学校隣の寮で生活している。入学直後、佐々木監督に呼ばれ、学年キャプテンを任された。
しかし、同学年の選手たちをまとめるのは想像以上に大変だった。定期試験では、自分は 2 週間前から練習しながらテスト対策をするが、中には前日だけ勉強する部員もいた。
それでも、2 年たった今も同期で途中退部した選手はいない。佐々木監督は「歴代屈指のリーダー性がある」と高く評価し、2 年の学年キャプテンも昨秋からの新チーム主将も任せた。
中村主将は「日本に軸足を置くのではなく、世界トップレベルで経営の勉強がしたい」と、中学 1 年のころから留学を志すようになった。花巻東は 4 月入学の新入部員から「県外出身者への門戸開放」を決め、話題を呼んだ。
花巻東は 18 日の第 2 試合(1 回戦)で、米子松蔭(鳥取)と対戦する。