大谷翔平、敵地での活躍 マルチ安打でチームを牽引
大谷翔平が敵地での試合で活躍、2試合ぶりのマルチ安打を達成

大谷翔平投手(30)が9日(日本時間10日)、敵地でのナショナルズ戦に「1番・DH」で先発出場。第1打席は右前打を放ち、開幕からの連続試合出塁は自己最長を更新する14に伸ばした。第4打席でも安打を放ち、2試合ぶりのマルチ安打をマークした。昨季10勝を挙げた右腕アービンとの対戦で、カウント1―0からの2球目の低めに沈むチェンジアップに崩されずに捉え、右前へ106.7マイル(約171.7キロ)の痛烈なライナーで運んだ。2番ベッツが四球でつなぐと、3番エドマンが右翼線へ適時二塁打を放ち、2点を先制した。さらにT・ヘルナンデスが左中間へ5号2ランをたたき込み、3連敗中のチームが初回から猛攻を繰り広げた。7回はパヘスがソロ本塁打を放って5―5の同点。攻撃に勢いがつく中、大谷はカウント2―2から2番手サラザールの内角直球に詰まらされたが、二塁前へのボテボテのゴロを二塁手がはじき、安打が記録された。さらに今季3個目の盗塁となる二盗にも成功した。なおも2死一、三塁からT・ヘルナンデスが右前打を放ち、大谷が勝ち越しのホームを踏んだ。8日の同戦は9回の第5打席で右前打を放ったが、打線は2三振の大谷を含めて15三振で大敗。今季初の3連敗を喫し、試合後にデーブ・ロバーツ監督が「1試合で15回も三振を喫するのは気分が良くない。打線は全体にチームのための打撃ができていない」と苦言を呈した。27日の米本土開幕戦から本拠では6連勝と最高のスタート。しかし、4日のフィリーズ3連戦から今カードの前日の試合まで1勝4敗と苦戦している。