オリックス・曽谷が侍ジャパン初招集後初の完投勝利!プロ3年目の飛躍
オリックスの曽谷がプロ初完投勝利を挙げ、侍ジャパン初招集後の飛躍を誓う。無四球の好投でチームを救った。

プロ初完投勝利を飾った曽谷
2025年5月18日、ベルーナドームで行われた「西武1-3オリックス」の試合で、オリックスの曽谷龍平投手がプロ初の完投勝利を挙げた。曽谷は9回を投げきり、散発4安打、6奪三振、1失点の好投を見せた。特に無四球のテンポの良い投球が光り、102球で試合を締めくくった。
試合のハイライト
初回2死から渡部聖にホームランを打たれたが、その後は切り替えて好投を続けた。特に決め球のスライダーで渡部を三ゴロに仕留めた場面は、試合の流れを決定づけるものだった。曽谷は「投げていて今日は楽しかった。それが一番大きかった」と試合後のインタビューで語り、心地よい汗を滴らせた。
侍ジャパン初招集後の成長
今年3月、オランダ代表との強化試合で侍ジャパンに初招集された曽谷は、その経験を今季に活かしている。5月に入り3連勝を飾り、4勝目をマークするなど著しい成長を遂げている。この日の完投勝利について、曽谷は「1年間にそんなに何回もできることではないと思うので、これを目指してやっていきたい」とさらなる飛躍を誓った。
岸田監督の称賛
岸田監督は曽谷の投球を「素晴らしいピッチングでしたね。全部良かった。決め球も良かったし、真っすぐも最後まで衰えず。気持ちが乗ってましたね」と手放しで称賛した。負ければ同一カード3連敗、貯金0の危機を救った曽谷の活躍は、チームにとって大きな意味を持つものだった。
今後の期待
プロ3年目の曽谷は、昨年先発20試合で7勝11敗、防御率2.34と台頭し、今季もその勢いを止めない。侍ジャパンでの経験を糧に、さらなる成長が期待される。