【ラグビー関東大学春季交流大会】帝京大が15トライで圧倒的勝利!大東文化大を完封
2025年関東大学春季交流大会で、帝京大が大東文化大を95-0で完封。15トライを記録し、圧倒的な勝利を収めました。

2025年5月18日、関東大学春季交流大会Aグループの一戦が帝京大グラウンドで行われ、昨季の大学王者である帝京大が新チームでの初戦を迎えました。対戦相手は昨季リーグ戦優勝の大東文化大でしたが、帝京大はノートライに抑え、95-0で圧勝しました。
前半の流れ
序盤、帝京大はノックオンなどの細かいミスで大東大に攻撃チャンスを与える場面もありましたが、ディフェンスから相手ペナルティを誘い、攻撃に転じてトライを重ねました。大東大も反撃を試みましたが、0-24とリードされた前半30分過ぎには自陣トライライン際でのマイボールスクラムで圧力をかけてペナルティを奪いました。しかし、ミスで相手ボールのスクラムとなり、帝京大がスクラムとラインアウトで安定感を増し、テンポよくトライを決めて43-0で前半を折り返しました。
後半の展開
後半も帝京大の勢いは止まりませんでした。HO松隈孝成が2トライをあげるなど、FW、BKともに一体となり、テンポよくたたみかける攻撃で8トライを奪い、95-0で圧倒的勝利を収めました。帝京大は、仕留めるタックルとブレイクダウンでの激しいプレッシャーで、相手の攻撃チャンスをことごとく潰し、そのまま攻撃に転じてトライを重ねていきました。
選手・監督のコメント
主将のCTB大町佳生は「0点に抑えることができたのはすごく自信になりましたが、前半は一人ひとりの単純なミスがすごく多かった。一つのミスで勝敗が決まるということもあるので、ここはもっとこだわっていきたいです」と改善点をあげ、「日本一というのはもっと高いところにあるものなので、常に自分たちにしっかり焦点を当ててやっていきたい」と、目指すべきところへの意気込みを口にしました。
相馬朋和監督も、「シーズン最初のゲームとしては本当に素晴らしかった」と選手たちを称えつつ「どこを目指して進んでいくのか、ということを忘れずに、どんな相手に対してもいいゲームができればと思います」と先を見据えていました。
大東文化大の戦い
大東文化大は3年ぶりに春季大会Aグループに参戦しましたが、初戦の早大戦、2戦目の東海大戦に続き開幕3連敗となりました。酒井宏之監督は、シーズン初めに対抗戦の上位チームと対戦できることを貴重な機会と捉えています。
「攻めることができてもミスが出て、そこから必ずトライまでつなげられてしまう。強いチームと対戦することでそれを体感することができました。ひとつのミスを最小限に留められるようにしていかなければ」と語りました。
次戦日程
- 5月25日(日) 帝京大 vs 東海大 @山梨・JITリサイクルインクスタジアム
- 6月8日(日) 大東文化大 vs 東洋大 @東洋大グラウンド