サッカーの2026年ワールドカップ（W杯）北中米3カ国大会の放送権料が高騰し、テレビ局などとの交渉が難航していることが22日、複数の関係者の話で明らかになりました。視聴環境の変化もあり、国際サッカー連盟（FIFA）は資金力があるインターネット配信事業者との契約を見越しており、有料放送が増える可能性もあります。

米国、カナダ、メキシコで共催の大会は出場チーム数が32から48に増え、計104試合が行われる予定です。FIFAは試合数増を踏まえ、放送権を高額で売りたい意向だとされています。

前回の22年カタール大会では、インターネットテレビ「ABEMA」が国内の放送権を取得し、全64試合を無料で中継しました。しかし、今回の大会では、より多くの試合が行われるため、放送権料がさらに高騰する可能性があります。

視聴者の視聴習慣が変化している中、FIFAはインターネット配信事業者との契約を重視しており、これにより有料放送が増えることも考えられます。このような状況下で、テレビ局や配信事業者との交渉がどのように進展するかが注目されています。