アストンマーティンF1、新風洞アップデートで全方位性能向上!イモラ戦の無得点を未来へのステップに
アストンマーティンF1が新風洞を活用したアップデートで全方位の性能向上を実現。イモラ戦での無得点も、未来への前進と捉える。

新風洞を活用した全方位アップデート
アストンマーティンF1は、イモラ・サーキットで開催されたF1エミリア・ロマーニャGPにおいて、新風洞を活用したアップデートを投入しました。このアップデートは、マシン下面やエンジンカバー、ヘイロー、ビームウイングなど7点に及び、全ての速度域で2025年マシンAMR25の性能を改善することができました。
イモラ戦での無得点と未来への展望
イモラ戦では、予選で5番手と8番手と上位グリッドにつけたものの、戦略とバーチャル・セーフティーカーのタイミングが噛み合わず、ポイント獲得を逃しました。しかし、チームにとっては暗いニュースだけではありません。アップデートを通じてマシンの性能が向上し、今後のレースでの活躍が期待されます。
今後のレースでの期待
アストンマーティンのアンディ・コーウェル代表は、今回のアップデートが低速域、中速域、高速域に対応できるものであり、ポジティブな前進を果たすことができたと語りました。また、今後のサーキットでもイモラ同様のパフォーマンスを繰り返すことができるかとの質問に対して、肯定的な見解を示しました。
2026年シーズンに向けた開発
既にチームは、次世代レギュレーションが導入される2026年シーズンに向けて開発リソースの多くを注ぎ込んでおり、AMR25の開発は次第に終了します。しかし、今回イモラで見られたアップデートによる改善は、まだ見ぬ2026年マシンの開発においても吉兆と言えるでしょう。
新風洞の方向性
コーウェル代表は、新設された風洞の「方向性は正しい」と言い、コース上のパフォーマンスとの相関関係を築くため、ツールを微調整していくと説明しました。今回のコース上のデータと風洞のデータ、そしてドライバー・イン・ザ・ループ・シミュレータのデータを手にしており、それを見てみると、正確には一致していないと言えるが、これから学んでいくと述べました。