【高校野球】関東大会準決勝で横浜の連勝記録が止まるか?専大松戸と健大高崎の挑戦
2025年春季関東大会準決勝で、横浜の29連勝を止めることができるのは専大松戸か健大高崎か。注目の試合を徹底分析。

横浜 vs 専大松戸
横浜高校は新チーム結成以来、公式戦で27連勝中であり、その勢いは止まることを知りません。主将・阿部葉太(3年)の出場はまだありませんが、今春センバツでは登板のなかった池田聖摩(2年)が初戦の作新学院(栃木)戦で2回途中からロングリリーフで好救援するなど、新たな面も見せています。横浜の打線も2試合で打率・667の奥村凌大(3年)を始め、小野舜友(2年)、今村稀翠(3年)らが好調で、安定した得点力を誇ります。
対する専大松戸は関東屈指の激戦区・千葉を1位で勝ち抜けてきた実力校です。主軸を担う牧野大瑚(3年)は春季千葉県大会から関東大会準々決勝まで7試合中5試合で打点を挙げる勝負強さを見せています。右打者だが右投手を得意としているのも今大会は織田翔希(2年)、池田ら右腕が主戦となっている横浜には脅威です。投手陣は右投手の育成にはとくに定評のある持丸修一監督の下、伊藤怜(3年)、黒田隼(3年)、田中昇之介(3年)の右腕3人が2試合で失点2という安定感を見せています。
健大高崎 vs 山梨学院
昨秋の関東大会、今春センバツと王者・横浜を苦しめた健大高崎が“ストップ・ザ・横浜”の一番手か。エース・石垣元気投手(3年)は今大会初戦の東海大菅生(東京)戦で最速156キロをマークするなど成長を見せています。健大高崎は今大会2試合で失点1(自責0)と盤石です。準々決勝・習志野(千葉)戦では石垣聡志(1年)が公式戦デビューし、3回1失点と勢いを付けました。
山梨学院は準々決勝で神奈川大会では横浜と延長タイブレークまで競った東海大相模(神奈川)を6―2で破ってベスト4に進みました。今大会2試合で13得点は4強の中で最多です。注目は東海大相模戦で5打数4安打と大暴れした横山悠(3年)。今春センバツでも2試合8打数3安打2打点と大舞台での強さも見せました。そのバットが健大高崎の強力投手陣を崩せるか、注目です。