アロンソ、モナコGPでのリタイアをポジティブに受け止める:2026年チャンピオンシップへの期待
フェルナンド・アロンソがモナコGPでのリタイアをポジティブに受け止め、2026年のF1チャンピオンシップへの期待を語る。

フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)は、2025年F1モナコGPにおいてパワーユニット(PU)のトラブルによりリタイアを余儀なくされた。今シーズン初のポイント獲得を目指していたが、またもやそのチャンスを逃す結果となった。
予選での活躍と決勝のトラブル アロンソは予選で6番グリッドを獲得し、決勝レースでもそのポジションを維持していた。しかし、37周目にスローダウンし、マシンをコース脇に停めてリタイアを宣言。その原因は、15周目から発生していたエンジンのトラブルであった。
「15周目からエンジンに問題があった。ERS、つまり電気系統が故障していたんだ」とアロンソはレース後に語った。
ポジティブな展望 結果には残らなかったものの、アロンソは自身のパフォーマンスをポジティブに捉えている。
「今、僕は非常に高いレベルでパフォーマンスを発揮できている。もちろん、F1ドライバーならば、自分に疑いの目を向けることなんてない。でも、時々良い結果が出ると嬉しいものだ。笑顔にもなるし、ジムに行ってもモチベーションが上がる。とはいえ僕は明日の朝もジムに行かなきゃいけないし、良いパフォーマンスを維持しなければいけない。それが僕の目標だ」
2026年への期待 アロンソは、2026年のF1開幕戦から好結果を出せることに集中していると語った。2026年からは新レギュレーションが導入され、マシンもPUも一新される。アストンマーティンは、ホンダのワークスPUを使用することが決まっている。
「正直に言って、今シーズンを通じて全てが順調に進み、来年の開幕戦で勝てたら嬉しいと思っている」とアロンソは述べた。
今シーズンの目標 アロンソは、今シーズンのポイント獲得にはあまり執着せず、来年のチャンピオンシップに向けて準備を進めている。
「今年のバルセロナやカナダで8位でフィニッシュしても、今年獲得するのが8ポイントでも22ポイントでも、僕にとってはそれほど変わらない。来年はレギュレーションが変わるから、そこでチャンピオンシップの有力候補になりたいと思っている」
アロンソの今シーズンの目標は、来年のチャンピオンシップに向けての準備であり、そのためにリタイアを重ねることも受け入れている。