2025年シーズンのプロ野球は、順調に日程を消化しています。この世界で活躍する選手の中には、高校時代ともにプレーした同級生コンビも多く見られます。しかし、プロ入りするタイミングは高卒だけでなく、大卒や社会人を経てからなど、様々なケースがあります。ここでは、高校時代のチームメイトで、プロ入りのタイミングが異なった同期コンビを紹介します。

平沢大河と郡司裕也の高校時代

仙台育英高のクリーンナップとして活躍した平沢大河と郡司裕也。平沢は高校卒業後、郡司は大学を経てプロの門を叩きました。両選手は3年夏の甲子園で準優勝を経験し、この時は平沢が3番、郡司が4番に座っていました。特に同大会で3本塁打を放った平沢の注目度は高く、2015年ドラフト会議では2球団が1位指名。抽選の末、千葉ロッテマリーンズに入団しました。

郡司裕也の大学時代とプロ入り

郡司も高校日本代表入りするほどの実力者でしたが、卒業後は慶応大に進学しました。2年春、3年春にベストナインを獲得し、東京六大学リーグで通算打率.285をマーク。その後、2019年ドラフト4位で中日ドラゴンズに入団しました。

プロ野球での苦戦と飛躍

プロ入りした両者ですが、平沢は苦戦しています。プロ3年目には112試合に出場して打率.213、5本塁打、32打点と飛躍の兆しを見せましたが、その後は続かず。昨オフには現役ドラフトで、埼玉西武ライオンズに移籍しました。

一方、郡司は2023年6月に北海道日本ハムファイターズにトレード移籍し、飛躍を遂げました。昨季5月15日の西武戦ではブルペンカメラを破壊するホームランを放つなど、127試合の出場で打率.256、12本塁打、49打点の成績を残しました。

新たな挑戦へ

郡司が新天地で勢いをつけただけに、平沢も移籍をきっかけにブレイクを果たしたいと願っています。侍ジャパンの未来を担う二人の新たな挑戦に、ぜひ注目してください。

ベースボールチャンネル編集部