継投戦術の重要性

プロ野球において、投手交代のタイミングは試合の流れを大きく左右する重要な要素です。2025年シーズンも例外ではなく、特に5月27日から6月1日にかけて行われた試合では、継投戦術が勝敗を分ける鍵となりました。

ロッテの苦戦

パ・リーグで最下位に沈むロッテは、今シーズン特に継投に苦しんでいます。長年クローザーを務めてきた益田直也が開幕から安定感を欠く投球が続き、5月2日のソフトバンク戦では2点差を守り切れず逆転サヨナラ負けを喫しました。その後、二軍調整が続いています。

鈴木昭汰の挑戦

益田が登録抹消されてから、鈴木昭汰が抑えを任されました。5月31日の試合では、2点のリードを守ったまま、9回のマウンドを鈴木に任せました。しかし、鈴木はいきなり連打を浴びてピンチを招き、代打の矢沢宏太に2点タイムリーを打たれて同点。続く郡司裕也にもライト前に運ばれて、4対3で逆転サヨナラ負けを喫しました。

ゲレーロの失敗

6月1日の試合でも、ロッテは手痛い負けを喫しました。先発のボスが、8回まで日本ハム打線を相手に被安打2、無失点と好投しました。しかし、9回にゲレーロをマウンドに送るも、先頭打者のレイエスにライトスタンドへ運ばれ、2試合連続のサヨナラ負けとなりました。

今後の展望

ロッテの吉井理人監督は、現役時代先発、リリーフの両方で実績があり、投手育成に定評がある指導者です。ここから、どうやってブルペン陣を立て直していくかに注目したい。