FW大橋祐紀が日本代表復帰!W杯に向けたアピール戦に意気込み
FW大橋祐紀が日本代表に復帰し、W杯出場に向けて重要な2試合で結果を出す意気込みを語りました。

イングランド2部(EFLチャンピオンシップ)での欧州挑戦1年目を終えたFW大橋祐紀(ブラックバーン)が、昨年11月以来の日本代表復帰を果たしました。3日の練習後、報道陣の取材に応じた29歳の大橋は、「この2試合はすごく大事。そこに呼んでいただいたので感謝をしつつ、しっかり結果で示したい」と意気込みを語りました。
大橋は昨夏のブラックバーン移籍直後からゴールを量産し、昨年10月シリーズでA代表初招集。11月シリーズでも引き続き招集され、インドネシア戦では後半35分からA代表デビューも果たしました。しかし、前回3月シリーズは膝の負傷による長期離脱直後だったことが影響し、メンバー外に。今回は半年ぶりの再出発。W杯出場決定後とあって主力選手の多数が選出されていないなか、出場機会も見込まれる大事な2試合に向かおうとしています。
今季はシーズン途中に10試合の負傷離脱がありながらも、36試合9ゴール3アシストという上々の結果を残しました。また得点以外でも成長を実感している様子。「身長もフィジカル的にもすごく優れている選手がチャンピオンシップは多いなか、ファイトする部分は成長したと思っているし、どんどんタフになっていると思うのでそういったところをしっかり出したい」とフィジカル水準の高いイングランドでの経験が自信となっています。
そうして迎える今回の代表活動では懐かしい再会もあり、刺激になっているようです。前回3月シリーズで2年ぶりの代表復帰を果たしたFW町野修斗(ホルシュタイン・キール)は湘南時代に2トップを組んだ間柄で、代表では初の共演。前日の取材では町野が「おのおの頑張ってきたので本当に嬉しい」と話していたが、大橋も「湘南で2年半くらい一緒にやって、町野の強み、凄さは知っている。その中で一緒にこうやってまたプレーできる機会をいただけたことは本当に嬉しいし、FWとして結果を残さなきゃいけない」と意気込みます。
またDF渡辺剛(ゲント)は中央大の同期で、大学時代以来の共演となります。「一緒に代表のピッチでプレーできることは本当に嬉しい。でも嬉しいだけでなく、町野も、剛も、自分も、自分たちが日本の勝利に直結するようなプレーができたらと思う」(大橋)。いずれも所属先では実績を挙げているが、代表では追う立場。切磋琢磨しながら序列を上げていきたいところです。
EFLチャンピオンシップは5月3日に最終節を終えており、5日のオーストラリア戦まで1か月以上のブランクがあったが、代表でのアピールを果たすべく最大限の準備をしてきました。「いろんな方に助けてもらい、代表のスタッフの方々に自主練もしてもらいながらコンディションを上げてここまで来られているので、練習からアピールして、試合に出てしっかりアピールしたい」。1年後に控えるW杯の大舞台に向け、遅咲きのストライカーが大勝負に挑みます。