エディー・ジョーンズHCが語る日本代表候補合宿の意義と選手たちの熱意【ラグビー】
エディー・ジョーンズHC率いる日本代表候補合宿が長野県菅平で開幕。選手たちの意気込みと今後の展望を紹介。

エディー・ジョーンズ・ヘッドコーチ(HC)が率いるラグビー日本代表候補合宿が5日、長野県菅平でスタートしました。この合宿は、7月5日に北九州で、12日に神戸で行われるウェールズ代表とのテストマッチに向けた前哨戦として位置づけられています。
合宿の目的と選抜メンバー
今回の合宿は、6月28日に秩父宮ラグビー場でニュージーランドのマオリ・オールブラックスと対戦するジャパンxvに向けたトレーニングスコッド(候補選手)合宿です。リーグワンの4強に残ったチームの主力選手は休暇を与えるため招集していません。
ジョーンズHCの期待
初日の練習を終えたジョーンズHCは、16日から宮崎で行う日本代表合宿にはリーグワン4強から「15人を呼ぶ予定」とし、「今回はセレクション合宿。この合宿には35人が参加しているが、宮崎合宿の35人に勝ち残ってほしいと選手にも伝えた」と話しました。
選手たちの意気込み
高校、大学時代の年代別代表合宿にも無縁ながらリーグワンで今季新人賞を獲得した静岡のSH北村瞬太郎は、「エディーさんのチームに参加するのは初めて。普段よりも速いラグビーだし、裏のスペースもいつも以上に見なければならない。難しさはある」と正直な感想を話しながら、「このラグビーにしっかり慣れて、SHから(ジョーンズHCの掲げる)超速ラグビーを体現したい」と目を輝かせました。
昨年のパリ五輪(7人制)で日本代表主将を務めたWTB石田吉平(横浜)は、リーグワン最終戦での負傷から回復して参加し、持ち前のスピードを披露。「7人制に戻ることも考えていたので、参加するかどうか正直迷いました」と明かしながら、「この体(身長167センチ)でも日本代表で活躍できると証明するチャンスだし、僕が15人制の日本代表で活躍すれば7人制の価値も上げられる。チャレンジできることにワクワクしています」と声を弾ませました。
今後のスケジュール
菅平合宿は11日まで行われ、12日にマオリオールブラックス戦とウェールズ戦に向けた宮崎合宿メンバーが発表されます。