ラグビーリーグワンの新規定が選手に与える影響と未来
ラグビーリーグワンが2026年から導入する新たな選手登録規定が波紋を呼んでいます。外国出身選手の出場制限や選手会の対応について詳しく解説。

新規定の背景と目的
ラグビーのリーグワンが2026~27年シーズンから導入する新たな選手登録規定が波紋を呼んでいます。これまで日本代表資格を持つ選手については出場枠を設けていなかったが、義務教育期間のうち6年以上を日本で暮らしているなどの条件を追加し、条件を満たしていない外国出身選手は出場枠の制限を受けることになりました。
選手登録カテゴリーの変更
リーグワンでは従来、カテゴリーをA~Cの3つに分け、出身地に関係なく日本代表資格を持つ選手を「A」と分類していました。新たな規定では「A」を細分化し、日本出身や義務教育期間を日本で6年以上過ごしている選手を「A1」と設定。それ以外の日本代表資格を持つ選手がA2として扱い、出場枠の制限が設けられることになりました。
選手の反応と対応
多くの日本代表経験者もその影響を受けるとみられ、リーチ・マイケル(BL東京)は「いい方向になるようにしたい」と選手会を含めて話し合いに乗り出していることを明かしました。また、レメキ・ロマノラバ(三重)はX(旧ツイッター)に「日本のためにオリンピックに出てワールドカップ2回出て日本国籍を取ったけどカテゴリA-2になった!」と投稿し、ファンから同情の声が寄せられました。
未来への展望
埼玉のディラン・ライリーは「リーグのやっていきたいこと、視点は分かる。アンラッキーな選手も出てくると思うが、自分ができることをしていくしかない」と思いを口にしました。新規定が選手やチームに与える影響は大きく、今後の動向が注目されます。