ハミルトン、カナダGPでの苦難を乗り越え6位フィニッシュ
2025年F1カナダGPで、フェラーリのルイス・ハミルトンが小動物との衝突やブレーキトラブルを乗り越え、6位でフィニッシュしたレースの詳細。

2025年F1第10戦カナダGPの決勝で、フェラーリのルイス・ハミルトンは5番グリッドからスタートし、6位でフィニッシュしました。レース中、ハミルトンは13周目にターン9とターン10の間でコース上に飛び出してきた小動物(ウッドチャック)を轢いてしまい、その結果、フロアが損傷し、空力ダウンフォースが著しく低下しました。
ハミルトンはレース後のインタビューで、「6位は、今日の状況を考えれば良い結果だ。レース序盤、マシンの感触は良好で、楽観的な見通しを持っていた。でも不運にも早い段階で大きなダメージを負い、多くのダウンフォースを失ってしまった」と語りました。
さらに、ハミルトンはミドルスティントでブレーキの問題も発生し、ペダルが深くなり、ブレーキを慎重に扱わなければならなかったと説明しました。「ブレーキがほぼ故障しかけた場面もあった。ペダルがものすごくロングになってしまって、しばらくの間はブレーキを慎重に扱わなければならなかった。その後、レース終盤にはブレーキが戻ってきた。こういった問題を考慮すれば、ポイントを獲得できたことには感謝している」と述べました。
ハミルトンはまた、「まだ目指すべき位置には到達していない。今も、最前線で戦うために必要なステップに完全に集中しており、それがオーストリアに向けた最優先事項だ」と今後のレースへの意気込みを語りました。
このレースは、ハミルトンにとって困難な状況の中でもポイントを獲得できた貴重な経験となりました。今後のレースでの活躍が期待されます。