【フランスTOP14決勝】トゥールーズが100分の死闘を制し、3連覇達成!ラグビー史上に残る激戦
フランスTOP14決勝でトゥールーズが100分にわたる死闘を制し、3年連続の優勝を達成。ボルドーとの激戦を振り返る。

100分にわたる死闘の末、トゥールーズが3連覇を達成
2025年7月1日、スタッド・ド・フランスで行われたフランスTOP14決勝は、ラグビーファンにとって忘れられない一戦となった。トゥールーズとボルドーの間で繰り広げられた100分にわたる死闘の末、トゥールーズが39-33で勝利し、3年連続の優勝を飾った。
決勝戦のハイライト
試合は開始早々から激しい攻防が繰り広げられた。ボルドーのSHマキシム・リュキュが試合開始3分で先制点を挙げるも、トゥールーズのFBトマ・ラモスがすぐにPGで応戦。前半30分でボルドーが9-6とリードしていた。
トゥールーズのFWがスクラムで圧倒的な力を発揮し、NO8アントニー・ジェロンがゴール前でトライを決めた(13-9、31分)。しかし、ボルドーもリュキュの巧みなプレーでWTBダミアン・プノーがトライを奪い、再びリードした(13-16、35分)。
後半の激闘
後半に入り、ボルドーが逆転を狙い、CTBヨラム・モエファナからボールを受け取ったジャリベールがトライを決めた(20-23、43分)。しかし、トゥールーズも間髪入れずに反撃し、ウィリスが渾身のトライを決めた(27-23、45分)。
トゥールーズが優勢に立ち、ラモスの正確なキックでリードを広げていった。しかし、ボルドーはあらゆる地点から攻撃を仕掛け、LOギド・ペッティがトライを奪い、スコアは33-30となった。
延長戦の末にトゥールーズが勝利
78分56秒、トゥールーズがモールでペナルティを犯し、リュキュが同点に追いつくPGを決めた(33-33)。延長戦に突入し、両チームは必死のディフェンスを見せた。
95分、トゥールーズのCTBピタ・アキがラックでボールを奪取し、ラモスが3点を追加。99分に再びアキがジャッカルに成功し、ラモスの完璧なキックでトゥールーズが優勝を決めた(39-33)。
試合後のコメント
MOMに選ばれたラモスは、「今週は今シーズンで最高の準備ができた。ボルドーはダテにヨーロッパチャンピオンじゃない。彼らも讃えられるべき。そのボルドーと戦った。本当にタフなゲームだった」と振り返った。
トゥールーズの勝利は、チームのメンタルの強さとFWの圧倒的な仕事ぶりによるものだった。今季最高の試合を決勝戦で見せたトゥールーズは、まさにラグビー史上に残るチームである。