【高校野球】浜松開誠館の塚田暖琉が復活登板!甲子園経験校対決で勝利を収める
浜松開誠館の塚田暖琉が昨秋以来の公式戦登板で復活の一歩を踏み出し、甲子園経験校対決で勝利を収めた。

浜松開誠館の塚田暖琉が復活登板
第107回全国高校野球選手権静岡大会の1回戦で、浜松開誠館は島田商に9-5で勝利し、注目の甲子園経験校対決を制した。特に注目されたのは、プロ注目の最速147キロ右腕・塚田暖琉(3年)の復活登板だった。塚田は春先に右肘を痛め、4回3失点と本調子ではなかったものの、復活への第一歩を踏み出した。
塚田の投球と打撃
塚田は昨秋以来の公式戦登板で、NPB5球団のスカウトが視察に訪れたこの日、最速147キロには届かなかったものの、142キロを記録。8安打を許し3失点も、粘りの投球を見せた。塚田は「満足できる内容ではないですが、初戦で投げて勝てたことは良かった」とコメントした。また、5回2死満塁では中前に2点適時打を放ち、リードを広げた。
チームの活躍
浜松開誠館の打線では松原佑樹三塁手(3年)が躍動。初回の第1打席は中越え三塁打でチームに3点目をもたらし、続く3回の第2打席では左越え2ランを放った。松原は「ポール際だったので切れるか心配でした。入ってくれてうれしい」と喜んだ。
今後の展望
塚田は「悔しいけれども、勝ちたいという気持ちが、声出しからも伝わる」と現時点での立ち位置を認める。しかし、完全復活を遂げたとき、チームの2年ぶり夏の甲子園出場が見えてくる。
(伊藤 明日香)