中央大学が33年ぶりの全国制覇!早稲田大との熱戦を制す<卓球・インカレ2025男子>
第94回全日本大学総合卓球選手権大会で、中央大学が33年ぶりの全国制覇を達成。早稲田大学との熱戦を制し、歴史的な勝利を飾りました。




大会概要
2025年7月3日から6日まで、三重県の四日市市総合体育館にて、第94回全日本大学総合卓球選手権大会・団体の部(通称:インカレ)が開催されました。大会最終日には、男子第2ステージの準決勝、決勝が行われ、優勝校が決定しました。
早稲田大、筑波大下し決勝に進出
筑波大学対早稲田大学の試合は、1番で今年の関東学生王者・鈴木笙(筑波大)と昨年の全日本学生王者・徳田幹太(早稲田大)が対戦。激しいラリー戦を繰り広げた末、安定感で上回った鈴木が先制点を挙げました。
続く2番では、藤元駿(筑波大)と磯村拓夢(早稲田大)が対決。磯村がサービス展開から優位に進め、ゲームカウント3-1で勝利を収めました。
3番のダブルスでは、今年の関東学生選手権ダブルス決勝の再戦となり、濵田一輝/徳田幹太(早稲田大)ペアが勝利。早稲田大が決勝進出に王手をかけました。
4番では、ダブルスで勢いに乗った濵田が田原翔太(筑波大)を破り、早稲田大の悲願の決勝進出を決めました。
中央大、朝日大との激闘制す
中央大学対朝日大学の試合は、互いに一歩も譲らない激しい攻防戦となりました。
2-2で迎えた5番では、道廣晴貴(中央大)とカットマンの王翊翔(朝日大)が対戦。道廣が1、2ゲーム目を快勝で奪いましたが、3ゲーム目では王の粘り強いカットにより、道廣にミスが目立ち始めました。
しかし、道廣が最後までパワーで押し切り、接戦を制して中央大学の決勝進出を決めました。
決勝は早稲田大学と中央大学の関東校対決
1番では,濵田一輝(早稲田大)が青山貴洋(中央大)との対決を制し,2番へ繋げました。
2番では,1年生ながら今大会全勝中の小野泰和(中央大)が磯村拓夢(早稲田大)を圧倒し,完勝。中央大の力強い戦いぶりを見せつけました。
3番ダブルスでは,濵田一輝/徳田幹太(早稲田大)ペアと前出陸杜/小野泰和(中央大)ペアが,関東学生リーグ戦,関東学生選手権に続き,今大会で3度目の対戦を迎えました。これまで1勝1敗の両ペアでしたが,早稲田ペアが2-0とリードを広げ,勝利目前かと思われました。
しかし,中央大ペアが驚異的な粘りを見せ,連続でゲームを奪い返して逆転勝利。中央大学が優勝に王手をかけました。
続く4番では,徳田と前出が対戦。同世代による注目対決は徳田がストレートで制し,勝負は最後の5番へ。
5番では,濵田一輝の弟・濵田尚人と,朝日大戦のラストで勝利した道廣との対戦となりました。
序盤から果敢に攻めた道廣が大量リードするも,負けじと濵田も応戦。激しい打ち合いとなり,まさに決勝戦に相応しい戦いぶりでした。
しかし,道廣の動きと攻撃力が勝り,3-0のストレート勝利で中央大学を優勝に導きました。中央大学は33年ぶりの全国制覇となりました。