2025年7月17日、豪州のレイチェル・キングが函館競馬場に来場し、短期免許が交付された。堀厩舎の1頭に調教をつけた後、取材に応じたキングは、今回の来日について以下のように語った。

「どのタイミングがいいのか、関係者に相談に乗ってもらいました。この時期はオーストラリアのオフシーズンであり、札幌記念というメインのレースを目指して逆算して、このタイミングになりました。」

函館への参戦は初めてとなるが、キングは「今朝の調教は内のチップコースで乗ったので、さらに小回りでトリッキーなところはあると思いますが、これから芝も確認したいです」と、小回りコースへのアジャストに余念がない様子だった。

今冬の来日時はコスタノヴァでGⅠフェブラリーSを制し、大歓声を浴びたことから、「毎回日本に来るのを楽しみにしています。前回はGⅠを取れたので、より日本のファンに会うのが楽しみになりました」と語った。

今回は函館2歳S（エイシンディード）、関屋記念（カナテープ）での重賞参戦が決まっている。混戦極まる夏競馬、颯爽と有力馬をエスコートする頼れる女傑〝キング姐さん〟が救世主となるか、注目が集まる。