女子マラソン世界記録保持者、禁止薬物問題で資格停止

女子マラソンの世界記録保持者ルース・チェプンゲティッチが禁止薬物使用で暫定的な資格停止処分を受けた。

【ジュネーブ共同】世界陸連の独立監視部門AIUは17日、女子マラソンで世界記録保持者のルース・チェプンゲティッチ(ケニア)が利尿作用のある禁止薬物に陽性反応を示したとして暫定的な資格停止処分を科したと発表した。

ルース・チェプンゲティッチは2019年世界選手権の覇者であり、昨年のシカゴ・マラソンでは2時間9分56秒をマークし、女子で初の2時間10分の壁を破った選手として知られている。

禁止薬物は今年採取したサンプルから検出された。尿中の他の禁止薬物を隠蔽する目的で乱用される可能性がある利尿剤の陽性反応が出た場合、世界反ドーピング機関の規定では暫定的な資格停止処分が即適用されないが、AIUは調査進行中に本人が「暫定的処分を選択した」としている。

この問題は、スポーツ界におけるドーピング問題の深刻さを再認識させるものとなった。今後、AIUは詳細な調査を進め、最終的な処分を決定する予定である。

選手の健康と競技の公平性を守るため、ドーピング防止策の強化が求められている。

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