アルカラスの活躍

2025年2月3日から9日までオランダ・ロッテルダムで開催されているATPツアー公式戦「ABN AMROオープン」で、第1シードのカルロス・アルカラス（スペイン）が素晴らしいパフォーマンスを見せました。彼は、ワイルドカードで出場したボティック・ファン デ ザンツフープ（オランダ）との1回戦を7-6(3)、3-6、6-1で制し、大会デビューを飾りました。

試合は、両者の力強いプレーが印象に残る接戦。アルカラスは、早々に先行される場面もありましたが、試合の流れを巧みにつかみ取りました。特に、第1セットではタイブレークに持ち込まれるも、しっかりと勝利し、流れを掴む姿勢が光りました。

第2セットの挫折と立ち直り

しかし、第2セットではファン デ ザンツフープの安定したプレーに苦しみ、一度サービスダウンを喫しました。想定外の展開に直面しましたが、アルカラスは焦らずに自分のペースを維持し、最終的には第3セットで2度のブレークに成功。計2時間34分の闘いを経て、勝利を収めました。

「アップダウンの多い試合だった。セットポイントにも直面したし、ボティックは本当に安定したプレーをしていた」とアルカラスは試合後、感想をコメントしました。

次なる対戦

次のラウンドでは、2022年大会チャンピオンのフェリックス・オジェ アリアシム（カナダ）と予選を勝ち上がってきたアンドレア・ババッソーリ（イタリア）の勝者との対戦が待っています。

また、他の試合では第3シードのアレックス・デミノー（オーストラリア）や第4シードのアンドレイ・ルブレフ（ロシア）も2回戦へ進出しており、今後の展開から目が離せません。