逆境を乗り越えた西岡良仁、ダラス・オープンでの感動の8強入り
西岡良仁がティアフォーを逆転し、ダラス・オープンで今季初の8強進出を果たした。彼の健闘が光る試合の詳細を振り返る。

ダラス・オープンでの西岡良仁の戦い
日本時間7日、ダラス・オープン(アメリカ/ダラス、室内ハード、ATP500)のシングルス2回戦で、世界ランク67位の西岡良仁が第5シードのF・ティアフォー(アメリカ)を相手に、3-6、6-4、6-3で逆転勝利を収めました。この結果、今季ツアー初となる8強進出を達成しました。
試合の流れ
29歳の西岡は、先日のデビスカップファイナル予選「日本vsイギリス」で2勝を上げ、日本の勝利に大きく貢献した後、タイトなスケジュールでダラスに移動。1回戦では、世界ランク42位のB・ナカシマをストレート勝ちで下し、この試合に臨みました。しかし、2回戦の初セットでは、ティアフォーのサービスエースの前に苦戦し、ブレークチャンスを作ることができずに失いました。
逆転の決め手
第2セットに入ると、西岡は見事なプレーを見せ、計3度のブレークに成功。特に、サービスゲームでは第2セットに1回のブレークポイントを与えるもそれをセーブし、最終セットでは1度もブレークポイントを許さない強固なプレーでティアフォーを圧倒しました。試合時間は2時間5分。彼の逆転勝ちは、多くのファンに感動を与えました。
次の対戦相手
西岡は、準々決勝で第2シードのC・ルード(ノルウェー)または予選勝者のM・モウ(アメリカ)と対戦する予定です。昨年7月のアトランタ・オープン以来、約7ヵ月ぶりにツアーでベスト8以上に進出した彼の今後の戦いが楽しみです。