神戸、ホーム不敗ストップ レタリック主将「チャンスをものにしなければ勝てない」
神戸が東京 SG に競り負け、ホームでの「不敗」が止まった。レタリック主将は「チャンスをものにしなければ勝てない」と語る。

【ラグビー】神戸、ホーム不敗ストップ レタリック主将「チャンスをものにしなければ勝てない」
神戸が東京 SG に競り負け、ホームでの「不敗」が止まった。前半 2 分に東京 SG が先制トライと思われたが、ビデオ判定の末に取り消された。その流れに乗って神戸は 13 分、CTB マイケル・リトル(31)が右中間に先制トライを決めた。しかし、その後は防戦一方。後半の入りも含め、3 連続トライを奪われて 5-24 とリードを許した。だが、神戸もあきらめずに猛反撃。終盤に連続トライで 29-31 と 2 点差に迫り、ラスト 1 プレーを告げるホーンが鳴り響いた後も、ボールを保持して攻め続けた。追い詰めたが、最後は東京 SG の途中出場した FW 宮崎達也(28)の魂のタックルでボールを奪われて試合終了。神戸ロックのブロディ・レタリック主将(33)は「前半あの点差で負けていたが、後半になんとか巻き返した。ただ自分たちのチャンスをしっかりものにしなければ勝てない」と厳しい表情を見せた。
これで 3 勝 4 敗と黒星先行となった。ホームでは 3 戦 3 勝だったが、そんな「内弁慶」もストップした。4 つの黒星を見ると、接戦での弱さが浮き彫りになる。2 点差負けがこれで 2 試合目。残りの 2 敗も 6 点差、8 点差といずれも 1 桁点差で敗れている。神戸のデイブ・レニー・ヘッドコーチ(HC)は「試合を振り返るとチャンスはあった。前半にペナルティーを多く与えたが、後半はなかった。(前半から)修正できたからこそ、後半に結びついたが、有利に進められなかった」。次節 15 日はまだ勝ち星のないアウェーでクボタスピアーズ船橋・東京ベイ(東京ベイ)戦。プレーオフに進める上位 6 チーム入りへ、早くも正念場となりそうだ。