中国の新たな難敵・何卓佳に日本勢はどう立ち向かう?
卓球のシンガポールスマッシュで、日本女子卓球の期待を一身に背負う張本美和が 2 回戦で敗れる波乱が起きた。中国の何卓佳のプレースタイルが異彩を放ち、日本勢はどのように対策するべきなのか?

張本美和が 2 回戦で敗れる波乱
2 月 2 日から 9 日にかけて行われた卓球、シンガポールスマッシュで波乱が起きた。日本女子卓球の期待を一身に背負う張本美和が 2 回戦で敗れたのだ。
何卓佳の異質なプレースタイル
何卓佳はあの中国が送り出す粒高ラバーの使い手なのだ。これまで世界の舞台でも数々の波乱を起こしてきた「異質系ラバー」の選手たち。その代表格としてバックハンドにアンチラバーを貼ったインドのアイヒカ・ムカルジーがいる。ムカルジーがまるで“魔法”にかけたかのような試合運びを見せ、2024 年世界卓球女子団体戦で、中国の絶対エース、孫頴莎を負かした衝撃は記憶に新しいところだ。
日本勢の勝ち筋は?
近年の中国女子卓球は、「男子化」とも表現できる、攻撃の威力を極限まで高めた選手が多く出現してきた。そんな中、攻撃卓球の中国から久しぶりに現れた異質ラバーの使い手。自国で数々の猛者である攻撃型を“交わして”きた何卓佳が見せる「天才的な使い方」を、日本女子卓球が攻略する方法はあるのか。