【カーリング】2026 年日本選手権誘致へ、横浜市の熱い思い
横浜市が 2026 年のカーリング日本選手権誘致に積極的。今年の大会は初の首都圏開催で大盛況。選手や関係者がメリットを語る。

連日、大盛況となったカーリング日本選手権の会場・横浜 BUNTAI。2026 年のカーリング日本選手権の誘致を巡り、神奈川・横浜市が積極的な動きを見せている。
今年の日本選手権(2~9 日、横浜 BUNTAI)は初の首都圏開催ということもあり、約 2000 席のチケットは全日程で完売。連日多くの観客が、選手たちに声援を送った。普段の日本選手権とは異なる光景にロコ・ソラーレ(LS)のサードを務める吉田知那美は「最高だった。感動しちゃった」と興奮気味に語っていた。
さらに今大会は、国際大会で使用されることの多いアリーナが会場。専用施設に比べて氷を読むことが難しいものの、より世界に近い距離でのプレーが実現した。今大会は 26 年ミラノ・コルティナ五輪の代表候補決定戦の切符を懸けた一戦だったことから、あるカーリング関係者は「国際大会がアイスアリーナでやるので、同じような状態で選考できるのはいいこと」とメリットを口にした。
各方面から称賛が相次ぐ中で、大会実行委員長の酒巻智氏も「成功と言っていい」と太鼓判。大会期間時にはスポンサー関係者から「来年も横浜市が日本選手権の開催を前向きに検討していると聞いているし、ぜひやってほしい」との声も上がっていたほどだ。
実際に横浜市の山中竹春市長は 13 日の定例会見で、来年の日本選手権の招致に前向きな姿勢を示したが、果たしてどうなるか。