中日ドラフト 4 位ルーキー石伊雄太、井上監督の地獄ノックに悶絶も最後は笑顔
中日のルーキー捕手・石伊雄太が、井上一樹監督の地獄ノック「Dirty Hustle(ダーティー・ハッスル)99」を受け、苦悶の表情を浮かべながらも最後は笑顔で終えた。

中日ドラフト 4 位ルーキー石伊雄太、井上監督の地獄ノックに悶絶も最後は笑顔
南国・沖縄らしい暖かな日差しの下、竜の若武者が「洗礼」を受けた。沖縄・北谷町で行われている中日の春季キャンプ第 4 クール 3 日目。通常メニューが終わりに差しかかったころ、疲労の色も見せることなく「イチ! ニ! サン!」と威勢よく声を張り上げていたのは、ドラフト 4 位ルーキーの石伊雄太捕手(24=日本生命)だ。
そんな新人の元気の良さに反応した松中信彦打撃統括コーチ(53)が、すかさず「監督のノック受けるか?」。これにやや弱々しいトーンで「お願いします」と答えた石伊に対し、同コーチは「そんな、か細い声じゃダメだ」と一喝。ドラ 4 ルーキーが力を込め直して「お願いします!」と頭を下げるとようやく〝快諾〟され、新人相手に井上一樹監督(53)の地獄ノック「Dirty Hustle(ダーティー・ハッスル)99」が始まった。
バットを持った指揮官が「新人だから甘々、松竹梅の梅」と前置きした上でスタート。石伊はキャッチャーミットを右へ左へ差し出しながら飛びつくも、時間を重ねるごとにだんだんと足元がおぼつかなくなり〝失策〟。そのたびに「ジャンプスクワット」の罰ゲームを課せられ、苦悶の表情を浮かべた。
それでもギブアップせず「初心者コース」を無事に終えると、最後は井上監督とともに満面の笑み。スタンドのファンから送られた万雷の拍手、そして一気に飲み干したドリンクは、最高のごほうびだったに違いない。