大内康至氏が佐久長聖新監督に就任 名将・藤原弘介監督の後任
大内康至氏が、春夏計10度の甲子園出場を誇る長野の強豪・佐久長聖の新監督に就任することが決定しました。

大内康至氏(44)は、東京・八王子市の出身で、日大三(東京)の控え投手として小倉全由氏(現侍ジャパン 高校日本代表監督)の薫陶を受けました。大正大に進学後は東都 3 部で通算 23 勝を挙げ、大学在学中の 2001 年夏の甲子園では、日大三の帯同コーチとして打撃投手役を務め、1 日 500 球以上の投げ込みを行いました。チーム通算打率 4 割 2 分 8 厘の猛打での優勝に貢献したという経歴を持っています。
卒業後は白樺学園(北海道)の部長、監督を務め、さらには母校・大正大の監督としても豊富な指導経験を有しています。人情味あふれる指導で、多くの教え子たちに愛されてきたという大内氏ですが、佐久長聖では PL 学園(大阪)の監督も務め、春夏計 8 度の甲子園出場歴を誇る藤原弘介監督(50)が 3 月末で退任するのを受け、その後任となります。
大内氏は恩師の小倉氏に就任を報告すると、「思い切ってやれ」の言葉とともに、「藤原監督が築き上げてきたものに対する敬意を忘れることなく、指導に当たるように」とのアドバイスをもらったということです。
大内氏は本紙の取材に対し、「藤原監督という名将の後に、伝統のチームを率いるプレッシャーはありますが、素晴らしい選手たちとの出会いが今からとても楽しみです。今までの経験を生かして頑張っていきたい」と抱負を語りました。情熱的なタクトに注目が集まります。