幕内・尊富士（伊勢ケ浜）が 26 日、大阪市内の造幣局を訪れた。昨年同場所の優勝者として造幣局理事長杯の優勝レリーフを受け取った。自身が描かれたレリーフを前に「デザインがすごかった」と笑顔を見せた。 前日は大阪府庁を訪れ、吉村洋文知事から昨年春場所の優勝盾を受け取った。この日も部屋での稽古後に力士会へ、その後に造幣局を訪問する多忙ぶりで「まだご飯を食べられていない」と笑わせた。 110 年ぶりの新入幕優勝から 1 年。1 年間の変化を問われると「給料が増えたところですかね（笑）」冗談交じりに話した。快挙を果たした縁起の良い地に「大阪に来たら、やっぱり 1 年前に優勝したなと思う。大阪の地は自分の中で運もあると思うので、これを機に応援してくれた人も増えたと思うので、応援してくださる皆様に少しでも恩返しできれば」と、さらなる飛躍を誓った。 番付発表だった前日も稽古に励むなど調整に余念はない。「（稽古は）午前中だけなので、集中してやるだけ。あとは体調管理が大事」と、万全の状態で春場所連覇を狙う。