横綱豊昇龍、左足親指の負傷で休場へ|大相撲2025年夏場所
横綱豊昇龍が左足親指の骨挫傷により休場。今後の大相撲での活躍が懸念される。

2025年7月17日、横綱豊昇龍(26=立浪部屋)が日本相撲協会に診断書を提出し、休場することが発表された。診断書によると、豊昇龍は「左第1趾MTP関節捻挫、左第1中足骨骨挫傷」と診断され、1カ月間の安静と治療が必要とされている。
豊昇龍は今場所、2日目から3日連続で金星を配給するなど不振が続いていた。場所前から左足親指に不安を抱えており、3日目の安青錦戦で症状が悪化した。師匠の立浪親方(元小結・旭豊)は「骨にひびが入っていた。触っても痛いと言った」と説明し、休場を決断した背景を語った。
昇進3場所目で2度の休場は、年6場所制となった1958年以降で朝汐(後の朝潮)、稀勢の里に続いて3人目となる。依然として早すぎた昇進を批判する声は根強く、取り口も不安定なため、来場所での存在感が問われる。
今回の休場により、20年春場所の白鵬、鶴竜以来となる横綱同士の対戦は持ち越しとなった。豊昇龍の早期回復と今後の活躍が期待される。