ライラック、金鯱賞で3年2か月ぶりの勝利を狙う
ライラックが金鯱賞に出走。近 2 走は見どころがあり、内枠を引けば勝利の可能性も十分。報知新聞社が報じた。

ライラック、金鯱賞で勝利を狙う
2022 年のフェアリー S 以来、勝利から遠ざかっているライラック(牝 6 歳、美浦・相沢郁厩舎、父オルフェーヴル)。3 着内も 2023 年の府中牝馬 S が最後と強調しづらい成績だが、近 2 走はどちらも見どころのあるレースだった。
2 走前のエリザベス女王杯
2 走前のエリザベス女王杯はインの後方で脚をためると、直線はうまく馬場の真ん中に進路を確保。相手に不利があったとはいえ、最後は後の有馬記念 V のレガレイラと変わらない脚いろ。結果は 6 着だったが、末脚の威力は G1 でも見劣ることはない。
前走のアメリカ JCC
前走のアメリカ JCC でも最内から脚をため、馬場の真ん中を鋭く伸びた。前で伸びた上位 3 頭には離されて 4 着だが、見どころはあった。直線入り口で同じ位置にいたビザンチンドリームには 1 馬身先着し、相手が次走でドバイの G2 を制したことを思えばこちらも地力の高さを示した結果といえるだろう。
金鯱賞の舞台となる中京
金鯱賞の舞台となる中京は 6 歳春で初の出走。だが、近 2 走の「内で脚をため直線の真ん中を伸びる」という戦法は、コーナーが急な同競馬場の必勝パターンだ。内枠を引くことができれば、3 年 2 か月ぶりの勝利にも十分に手が届く。(角田 晨)