【スプリングS・厩舎直送】無敗V3狙うマテンロウバローズ 横山典弘は乗りやすさを評価
昆厩舎×横山典の名タッグでトライアルレースに臨む2戦2勝のマテンロウバローズ。

昆厩舎×横山典の名タッグでトライアルレースに臨む2戦2勝のマテンロウバローズ(牡)。2022 年のGⅢシンザン記念覇者マテンロウオリオンを半兄に持つ、厩舎なじみの血統だ。
10 日の全休日は馬房で穏やかな表情を浮かべていた本馬。担当の原田助手が「元気いっぱいですよ。前進気勢がありますし、追い切りでは馬と併せて勝負根性を出してくれます」と中間の充実ぶりを伝える。
5 日の1週前追い切りは、横山典を背に栗東ウッドでマテンロウアレス(古馬3勝クラス)との併せ馬。強めに追われると僚馬に半馬身遅れたものの、ゴールまで食らいついてラスト1ハロン11・2 秒(6 ハロン82・4 秒)のキビキビした動きを見せた。「〝相変わらず乗りやすい〟とジョッキーも言っていました。競馬を終えた後の息の入りを見ても、1ハロン の距離延長は良さそうですし、輸送も問題ありません」。舞台替わりや距離延長はノープロブレムとみてよさそうだ。
父のロジャーバローズが現役時代、7 着(2 番人気)に敗れているこのレース。昨年 6 月に 8 歳で早逝した父の思いを乗せて、孝行息子が中山のターフを駆けていく。