メイショウマンボの伝説:オークス勝利の軌跡とその遺産
2013年のオークスを制したメイショウマンボの勝利とその後の活躍を振り返ります。

メイショウマンボの誕生と血統
メイショウマンボは、父スズカマンボ、母メイショウモモカ、母の父グラスワンダーの血統を持ち、祖母のメイショウアヤメはオープン2勝の活躍馬でした。松本好雄オーナーゆかりの牝系出身で、その血統の良さが後の活躍の基盤となりました。
2歳時の苦戦と3歳での開花
2歳時の阪神JFでは10着と苦戦しましたが、3歳を迎えて素質が開花。年明け初戦の紅梅Sで2着、こぶし賞で2勝目を挙げ、フィリーズレビューで重賞初制覇を果たしました。しかし、桜花賞では10着に大敗し、評価を落としました。
オークスへの挑戦と勝利
陣営は追加登録料の200万円を払ってオークスに参戦することを決めました。レースでは、メイショウマンボと武幸四郎騎手は中団インで脚をため、直線に向かって徐々に馬場の中程に出すと、鞍上がゴーサイン。これに応えてメイショウマンボが先頭に躍り出ました。外からエバーブロッサムが迫りましたが、差が詰まらず、1馬身1/4差の完勝を収めました。
その後の活躍と遺産
秋には秋華賞とエリザベス女王杯を制し、JRA賞の最優秀3歳牝馬に選ばれました。4歳秋以降は苦しい競馬も続きましたが、その功績が色あせることはありませんでした。15歳での早世は残念ですが、残された仔や孫が活躍し、メイショウマンボの名をさらに高めてくれることを願いたいです。