大相撲夏場所:安青錦の快進撃が続く!ジェット機のような力強い立ち合いで勝利を掴む
大相撲夏場所で安青錦が快進撃を続け、力強い立ち合いで勝利を重ねています。元大関・琴風の目から見た安青錦の相撲の魅力に迫ります。

安青錦の快進撃
2025年5月19日、東京・両国国技館で行われた大相撲夏場所9日目。幕内では、綱取りを目指す大関・大の里が東前頭5枚目・宇良を送り出し、無傷の9連勝で単独トップをキープしました。東前頭9枚目・安青錦も8連勝で1差を守り、快進撃を続けています。
完勝の一番
安青錦は千代翔馬との対戦で、頭を上げずに視線を千代翔馬のあごの下に集中させました。あごを引き、腕をしっかりと伸ばし、千代翔馬の左右の動きを封殺。完勝を収めたこの一番は、安青錦の良さが存分に発揮された試合でした。
日馬富士のようだ
千代翔馬は試合後、「安青錦の立ち合いからの攻めの速さは、横綱・日馬富士関のようだった」とコメントしました。日馬富士の持ち味である力強い突きは、安青錦の目指す相撲そのものです。幸い、師匠の安治川親方(元関脇・安美錦)は日馬富士の兄弟子でした。身近に参考書があるのは心強いものです。
ジェット機のような立ち合い
安青錦がジェット機が滑走路を離陸するような力強い立ち合いを身につければ、鬼に金棒です。10日目は若隆景との対戦が組まれています。安青錦は重心が低いですが、若隆景はそれ以上に低い。同じ若手の尊富士は“幕内上位の壁”にはね返されて4日目から6連敗しています。安青錦も壁に泣くのか、それとも壁を打ち破るのか。注目の一番です。
元大関・琴風の見解
元大関・琴風は、「安青錦の相撲は力強さとスピードが兼ね備わっており、今後の活躍が期待できる」と評価しています。今後の安青錦の活躍に注目が集まります。