【ドーハ世界卓球】大吉ペア、北朝鮮の強敵に挑む!混合ダブルス16強進出
吉村真晴と大藤沙月の「大吉ペア」が混合ダブルスで16強進出。次戦は北朝鮮の強豪と対戦。

大吉ペア、快勝で16強進出
2025年5月19日、カタール・ドーハのルサイル・アリーナで行われた世界卓球選手権個人戦の混合ダブルス2回戦で、吉村真晴(31歳)と大藤沙月(21歳)のペアが、台湾の郭冠宏(16歳)と黃怡樺(40歳)の24歳差ペアを3-0(11-3、11-7、11-4)のストレートで下し、3回戦に進出しました。
コンビネーションの精度向上
10歳差のペアである吉村と大藤は、試合を通じてコンビネーションの精度が向上していることが見て取れました。大藤のサーブで相手のリズムを崩し、吉村の両ハンドドライブで決めるという戦術が功を奏しました。ラリーでも息を合わせて相手を攻め立て、流れを手放すことなく快勝につなげました。
吉村は試合後に「非常にいい流れで試合ができたと思っています。サービスの展開からの3球目も良かったし、レシーブからの展開も良かった。全体的に自信を持ってプレーできた」と満足げに語りました。大藤も「試合を重ねていくうちに攻撃のスムーズさが良くなっている。自信を持ってプレーできている」とコメントしました。
大吉ペアの愛称決定
試合中に出た課題は、その場で話し合って成長につなげているという10歳差ペア。2人の愛称について、吉村がSNSから案を探し出し、大藤と吉村を掛け合わせて「大吉ペア」に決定しました。吉村は「今年の元旦に引いたおみくじで“大吉”を引きました。ケースに持ち歩いていますし、運命的なペアなのかも」と語りました。一方、大藤は「自分は吉だったので、その場で結んだんですけど…ちぎれてしまって、ああ、縁がないなと」と笑いを誘いました。
次戦は北朝鮮の強豪
3回戦では、第8シードでパリ五輪銀メダルのリ・ジョンシク、キム・グムヨン組(北朝鮮)との対戦が控えています。吉村は「僕たちのプレーができれば、強いと思っているし、試合を重ねるごとに良くなっているのを肌で感じている。前回負けている相手に必ずリベンジするという強い気持ちを持ってコートに立ちたい」と意気込みを語りました。大藤も「絶対に勝って、次のメダル決定戦まで行きたい」と闘志を燃やしています。
今後の試合にも期待がかかる「大吉ペア」の活躍に注目が集まっています。