なでしこジャパン ブラジル遠征メンバー発表 ニルス・ニールセン監督の戦略と期待
日本女子代表(なでしこジャパン)のブラジル遠征メンバーが発表され、ニルス・ニールセン監督が戦略と期待を語った。

ブラジル遠征メンバー発表
日本サッカー協会(JFA)は、今月末からブラジル・サンパウロで行われる国際親善試合・ブラジル女子代表戦に臨む日本女子代表(なでしこジャパン)のメンバーを発表しました。ニルス・ニールセン監督と佐々木則夫女子委員長がオンライン会見に登壇し、質疑に答えました。
佐々木則夫女子委員長のコメント
「いよいよブラジルとの2試合。非常に遠いところではあるが、ブラジルも成績を上げており、われわれとブラジルは行ったり来たりの世界順位になっている。この2試合において、なでしこジャパンの力を皆さんに示していきたい」
ニルス・ニールセン監督の戦略
「今度はブラジルということで、対戦相手として非常に手強く、すばらしい相手だと思う。多くの選手が参加できるので楽しみにしていただければ。今回はブラジルのホーム、次回のW杯開催地ということで非常に手強い相手になる。また現時点で、なでしこジャパンが世界的に見てどのあたりにいるか、というのを試す非常にすばらしい機会になる」
選手の選考と期待
- 山本柚月:初選出となった山本柚月選手について、ニールセン監督は「非常にすばらしいシーズンを過ごしていた。個人的にもMVPを受賞し、チームに貢献できる選手」と評価しました。
- 千葉玲海菜:千葉選手はシービリーブスカップでも活躍し、信頼できる選手として選ばれました。
今後の展望
「今回ブラジルと戦うということで、非常に手強い相手であり、準備ができている選手を中心にということで選んでいる。次回のW杯開催地を経験できるということで、現時点でよりW杯に出場するかもしれない選手、(現時点で)最強の選手を選んでいる」
ブラジル戦に向けて
「ブラジルは非常にパワフルでリスクを取って攻めてきて、1対1に強いというところもある。そういったところにどう対応していくか注目してやっていきたい。アメリカの大会でもそうだったが、すべてを出すということで間違いはない。すべてをやることによって全力を尽くすことによって、何かしら対応しなければいけない課題も見つかると思う。対戦相手にかかわらず、自分たちのやりたいように勇敢に戦うことが重要になってくる。それができればW杯のファイナルに行ったときでも自分たちらしいプレーができる。ブラジルのようにリスクを取って攻めることも日本代表としてもやっていきたい。ブラジルと日本という非常に面白いサッカーをする2チームが対戦するので、非常に面白い試合になる」