F1モナコGP FP2:ハジャーとピアストリのクラッシュで赤旗2回、波乱の幕開け
F1モナコGPの金曜フリー走行2回目で、ハジャーとピアストリがクラッシュし、赤旗が2回も発生。波乱の始まりを予感させるセッションとなった。

F1モナコGPの金曜フリー走行2回目(FP2)は、波乱の幕開けとなりました。セッション開始早々、アイザック・ハジャー(レーシングブルズ)がトンネル出口先のシケインで左側のガードレールにリアタイヤを接触させ、タイヤが脱落するアクシデントが発生。アイルトン・セナ柄のヘルメットで臨んだハジャーは、ステアリングを叩いて悔しさをあらわにしました。このアクシデントで赤旗中断となりましたが、ハジャーはマシンを降りずに3輪のままピットまで走行し、現在マシンは修復作業中です。
その後、ターン1ではオスカー・ピアストリ(マクラーレン)がブレーキングでタイヤをロックさせ、白煙を上げながらバリアにクラッシュ。勢いそのままに突っ込む形となり、FP2で2回目の赤旗中断が発生しました。ピアストリはフロントウイングを失った状態で自力でピットに戻っています。
このセッションでは、2回の赤旗中断が発生し、ドライバーたちの集中力とマシンの性能が試される厳しいコンディションとなりました。今後のセッションや予選、決勝に向けて、各チームの戦略とドライバーのテクニックがさらに重要になることが予想されます。