シフィオンテク、全仏オープン4連覇へ好スタート

2025年5月26日、フランス・パリで開催された「全仏オープン」女子シングルス1回戦で、第5シードのイガ・シフィオンテク（ポーランド／世界ランク5位）がレベッカ・スラムコワ（スロバキア／同42位）を6-3, 6-3で下し、大会4連覇へ向けて好スタートを切りました。

安定したパフォーマンス

シフィオンテクは、第1セットで落ち着いた立ち上がりを見せ、徐々にペースを上げて2度のブレークに成功。6-3でセットを先取しました。第2セットでは、ミスも増えて第1ゲームをブレークされたものの、動きのキレは最後まで持続。相手のミスにも助けられ、1-3から5ゲームを連取して一気に試合を決めました。

今後の展望

2回戦では、2021年全米女王のエマ・ラドゥカヌ（イギリス／同41位）と対戦します。シフィオンテクは過去4戦全勝としているラドゥカヌに対して、「彼女は間違いなく素晴らしい選手。フォアハンドも強力だし、トップスピンもうまく使う。何度か対戦していて、お互いのプレースタイルもわかっている。集中してしっかり戦いたい。全米を勝った選手なのだから素晴らしいテニスをする。ちゃんと準備して臨むわ」とコメントしました。

4連覇への挑戦

1968年のオープン化以降、初の大会4連覇を狙うシフィオンテク。今季は4度のベスト4入りも勝ちきれない場面も多く、いまだタイトルはありませんが、得意のクレーコート・シーズンで無冠となった2020年以来のチャンスを掴みました。

シフィオンテクは、「すごくいい気分よ。素晴らしい1回戦で、安定したパフォーマンスだったと思う」と振り返り、次の試合に向けて意欲を見せています。