佐野兄弟の夢の競演へ!W杯アジア最終予選で日本初の兄弟同時出場を目指す
佐野航大と兄・海舟がW杯アジア最終予選で兄弟同時出場を目指す。日本初の快挙となるか?兄弟の夢と意気込みを紹介。

佐野航大の意気込み
初招集のMF佐野航大が「W杯兄弟競演」を下克上で狙う。初練習は冷たい雨が降る中、フレッシュな顔触れが続々とピッチへ。航大はボール回しで兄・海舟と同組に入り、黙々とメニューをこなした。
「試合展開を変えるようなパスは得意。自分がどう違いを出せるか、短い期間で見せたい」と意気込んだ。
兄弟の軌跡
23年夏に移籍したオランダ1部NECナイメヘンで万能MFとして台頭。21歳でA代表に上り詰めた。同じタイミングで代表復帰した兄との同時選出には「夢の一つだった」。
幼少期から暇さえあれば兄弟で1対1に明け暮れ、父・龍一さんの方針でげたを履いて走り回っていたのは有名な話だ。
歴史的快挙を目指して
小中高と3歳離れた兄と同じ経歴をたどったが、そろってピッチに立ったことはない。W杯アジア最終予選に兄弟で同時出場したのは93年の三浦泰年、知良の1組のみ。
本大会のメンバー入りなら日本初となる。ドイツで大ブレークした海舟に負けじと「もっと自分がやらないといけない」。アピールを重ねれば、兄弟の壮大な夢は現実味を帯びてくる。
今後の展望
兄弟の競演が実現すれば、日本サッカー界に新たな歴史を刻むことになる。今後の試合での活躍に期待が集まる。