スペインGPでマクラーレンF1がフェルスタッペンの脅威を乗り越えた戦略
2025年F1スペインGPで、マクラーレンF1がフェルスタッペンの速いペースに対応し、2ストップ戦略で勝利を掴んだ詳細を解説。

2025年F1第9戦スペインGPで、マクラーレンF1チームはマックス・フェルスタッペン(レッドブル)の脅威を乗り越え、見事な勝利を収めました。チーム代表のアンドレア・ステラは、レース中盤のフェルスタッペンのペースについて「心配していた」と公に認めました。
フェルスタッペンの3ストップ戦略
マクラーレンチームは当初、フェルスタッペンが3ストップ戦略をとっていると知り、その存在を心配していませんでした。ステラは「自分たちの戦略が最速だと確信しており、すでにコース上でマックスを抜いていた」と説明しました。しかし、フェルスタッペンのスピードが予想以上に速かったため、英国チームは対応を迫られました。
マクラーレンの対応
ステラは「フェルスタッペンがわずか13周でピットインするのを見たとき、彼は3ストップを行うのだろうと思った」と述べました。しかし、フェルスタッペンのペースが速く、第2スティントでミディアムタイヤに履き替えたとき、マクラーレンはペースをコントロールする必要がありました。
タイヤ管理の重要性
ステラは「2ストップのほうが速かったと思う。だが、これほど速い3ストップのクルマがいると、2ストップ側もプッシュする必要がある」と指摘しました。タイヤの摩耗を予測し、スティントの開始時にプッシュしすぎないように注意することが重要でした。
最終的な勝利
フェルスタッペンが3回目のスティントで序盤にプッシュした後、勢いが衰えたことで、マクラーレンは2ストップ戦略を成功させました。ステラは「2ストップの方が速かったと思うが、ある程度のリスクはあった」と総括しました。
[オートスポーツweb 2025年06月05日]