2026年F1シート争い:フェルスタッペンとメルセデスの交渉が加速か?
2026年F1シート争いが激化する中、フェルスタッペンとメルセデスの交渉が進んでいる可能性が浮上。トト・ウォルフ代表のコメントからその裏事情を探る。

フェルスタッペンとメルセデスの交渉がほぼ確実か
2026年F1シート争いが、2025年F1第11戦オーストリアGPで大きく動き出した。ジョージ・ラッセル(メルセデス)がSky Sports F1とのインタビューで、メルセデスがフェルスタッペンと話し合いを行っていることを暴露した。
トト・ウォルフ代表の慎重なコメント
金曜日のFIA記者会見で、メルセデスのトト・ウォルフ代表はフェルスタッペンとの交渉に関する質問に慎重な姿勢を見せた。
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Q: ラッセルが述べたように、フェルスタッペンとの交渉が、ラッセルとの契約締結が遅れている理由ですか?
- ウォルフ: 「それはここで話すべき内容ではない」
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Q: フェルスタッペンとの議論は現在進行中ですか、それともすでに終了しましたか?
- ウォルフ: 「私は常にドライバーを支持している。彼が言わないでほしいことを私が言うようなことはしない」
フェルスタッペンの移籍の可能性
ウォルフ代表のコメントから、メルセデスがフェルスタッペンと話し合いを行っていることはほぼ間違いないようだ。さらに、フェルスタッペンがメルセデスに移籍するかどうかを知らせる期限や、シートを失うドライバーについての質問も飛び交った。
- Q: フェルスタッペンがメルセデスに移籍するかどうかを知らせる期限はいつですか?
- ウォルフ: 「あなた方は、あたかも(フェルスタッペンが)加入することを前提に質問しているが、それには応じられないよ。交渉は閉じたドアのなかで行われるものなので、公の場で話をするつもりはない」
フェルスタッペンの契約解除条項
フェルスタッペンはレッドブルと2028年までの契約を結んでいるが、違約金なしで獲得するには契約解除条項が発令するまで待たなければならない。オーストリアGPでフェルスタッペンがリタイアした後のレッドブル首脳陣の落胆ぶりと、フェルスタッペンのさばさばとした表情から、すでに条件は整い始めているのかもしれない。
[オートスポーツweb 2025年07月03日]