卓球界の新星・大藤沙月、独自のサーブで世界を驚かせる
大藤沙月選手が独自のサーブ技術で世界ランキングを急上昇させ、卓球界に新風を吹き込むまでの軌跡を紹介。

大藤沙月の驚異的な成長
昨年4月の世界ランキング女子シングルス125位だった大藤沙月選手(21)は、約1年で世界ランキング8位まで上り詰めました。シングルスだけでなく、世界選手権で混合ダブルス銀メダル、女子ダブルスでは世界ランキング2位という快進撃を続けています。
唯一無二のサーブ技術
大藤選手の成功の鍵は、彼女独自のサーブにあります。通常の上回転サーブとは異なり、ラケットを上から下に落とすことで、相手には下回転サーブに見えるという独特の技術を駆使しています。このサーブは、世界ランク1位の選手さえも翻弄するほどの威力を持っています。
サーブの秘密
- ラケットの動き: 通常の上回転サーブではラケットを下から上に動かしますが、大藤選手は上から下に落とします。
- 回転の打ち分け: ラケットとボールが当たる瞬間にラケットの向きを変えることで、回転を打ち分けています。
プレースタイルの転換
1年前までは守備型のプレースタイルだった大藤選手ですが、去年1月に攻撃型へと大きく転換しました。この決断が、彼女の急成長の原動力となりました。
転換のきっかけ
- 平野美宇選手との試合: 0対4で敗北したことで、現実を突きつけられ、プレースタイルの変更を決意。
- ラケットとラバーの変更: 守備型から攻撃型へとプレースタイルを変えるために、ラケットとラバーも全て変更しました。
今後の展望
大藤選手は、独自のサーブ技術と攻撃型のプレースタイルで、今後も世界ランキングの上位を維持し、さらなる高みを目指しています。彼女の活躍は、卓球界に新たな風を吹き込むことでしょう。