2025年F1グローバルファン調査の概要

Motorsport NetworkとF1が共同で実施した2025年グローバルF1ファン調査は、世界186ヵ国から10万件を超える回答を集め、現代のF1ファンの動向を浮き彫りにしました。この調査では、特にZ世代、女性層、アメリカ市場におけるF1の人気が急上昇していることが明らかになりました。

Z世代のF1エンゲージメント

Z世代は、F1との深い感情的な繋がりを持ち、特にストリーミングサービスやソーシャルメディアを通じて毎日F1コンテンツに触れています。調査回答者の70％が、F1ドライバーやチームから個人的なインスピレーションを受けると回答しており、アメリカでは特にこの傾向が顕著です。

女性層の台頭

新規ファンの4人に3人が女性であり、Z世代の回答者の半数近くが女性でした。女性ファンの42％が既にF1アカデミーをフォローしており、F1本体に次いで2番目にフォローされているシリーズとなっています。

アメリカ市場の成長

アメリカは調査回答者の中で最大の国別シェアを占め、特にデジタルファーストの若年層でのファン獲得が加速しています。アメリカのファンの73％が将来的にグランプリを訪れる予定であり、F1の商業的準備が整っている市場であることが示されています。

主な調査結果

• 感情的、参加型、常時繋がるファン: 調査対象のファンの90％がレース結果に感情移入しており、61％が毎日F1コンテンツに触れています。
• 文化がエンゲージメントの新たな入口: 新しいファンや若いファンは、ソーシャルメディア、ストリーミングサービス、シェアされたコンテンツを通じてF1を発見しています。
• スリルの要素: 回答者の90％がレース結果に感情移入しており、スピードとパフォーマンスが最も強力な原動力です。
• ファンのコミットメントと継続意向: 94％が5年後もF1を追いかけるつもりだと答え、86％が1シーズン16レース以上を観戦しています。
• F1スポンサーの商品に好意的: 回答者の76％が、スポンサーがF1体験を高めると考えています。

ライブ体験の重要性

オフラインイベントへの参加意欲が高まっており、F1ファン体験を行なったことのない41％の調査対象者は、今後いずれかの形で実際に体験したいと考えています。グランプリからポップアップ、ブランドアクティベーション、展示会、アーケードスタイルの会場まで、ファンはますますF1にライブで参加できる没入型の体験を求めています。

F1アカデミーの成長

調査対象のうち23％のファンが女性限定フォーミュラカテゴリーであるF1アカデミーの動向を追いかけていると答え、女性ファンの間では42％にのぼり、F1本体に次いで2番目にフォローされているシリーズとなりました。

アメリカでのF1体験

• 70％のZ世代回答者が毎日F1コンテンツに触れている
• 40％がチームやスポーツよりもドライバー自身を追いかけている
• 37％がF1グッズを購入したことがある
• 39％のZ世代回答者、調査対象女性の41％がF1スポンサー商品・サービスを検討する可能性が高いと回答

本調査は、感情的な動機づけやコンテンツへの関与から、ライブ体験、ライフスタイルのシグナル、スポンサーシップの影響まで、8つの章にわたっています。F1で最も熱心なファンをより良く理解し、サービスを提供するのに役立つ洞察と、スポーツファンのより広範な未来への展望をお届けしています。