静岡県プロスポーツチームと他産業の新規事業共同作業会:バレーボールの未来を切り開く
静岡県のプロスポーツチームと他産業が新規事業の共同作業会を開催。バレーボールの普及と新たなビジネスチャンスを探る。

静岡県庁がスポーツの成長産業化を進める中、プロスポーツチームと他産業が新規事業に取り組むための共同作業会が静岡市内で開催されました。J1清水エスパルス、J2藤枝MYFC、SVリーグ・東レ静岡、自転車・レバンテフジ静岡の4チームが出席し、県の委託を受けた企業の担当者と事業プランを検討しました。
東レ静岡からは、元日本代表で4月に引退したばかりの米山裕太さん(40)らが参加。同チームの選手らによるバレー教室は、拠点のある三島市に近い県東部での開催が多いですが、拡大を目指す県中部へは移動時間がかかるため、リモート指導の実現を今後模索し、さらにビジネスにつなげることを目指しています。
現在は「営業・普及・行政グループ」でスタッフを務める米山さんは、「バレーしかやってこなかったので知らないことをたくさん知れて、有意義な時間でした」と感想を語りました。
初開催された昨年度は、リーグワンの静岡ブルーレヴズとB2ベルテックス静岡が新たな取り組みに挑戦。今回も今後、正式に申し込みのあった中から2チーム程度に絞り込み、企業と“マッチング”した上で今年度中に実証実験を行う予定です。