陸上日本選手権2025:大山祐史選手の円盤投げに注目!
2025年陸上日本選手権が東京で開幕。大山祐史選手が円盤投げで感謝の気持ちを込めて挑む。

大山祐史選手の円盤投げに注目
2025年7月4日から東京・国立競技場で開催される第109回陸上日本選手権大会。この大会は世界選手権東京大会の代表選考会も兼ねており、国内トップクラスの選手たちが集結します。中でも、津市在住の大山祐史選手(37)が男子円盤投げに出場します。大山選手は三重県内のクラブチームに所属し、地道に活動を続けてきました。通算12回目の出場を前に、「感謝の気持ちを込めて投げる」と意気込みを語っています。
大山選手のキャリア
大山選手は伊勢工業高時代から国士舘大(東京)時代にかけて、円盤投げで全国入賞を重ねてきました。日本選手権には2010年に初出場し、8位入賞を果たしました。以来、10年連続で出場を続け、2018年には当時の県歴代4位となる51メートル33をマークしました。大学卒業後は郷里の三重で高校の外部指導者を務めるなどして競技生活を続け、2024年から再び日本選手権に出場しています。
今大会への意気込み
年々故障がちになり、昨年暮れには右太もも裏の肉離れを経験するなど、満身創痍の状態で今大会に臨む大山選手。「日本選手権への挑戦は今年が最後かもしれない。世界陸上の予選を兼ねて盛り上がる大会に出場できることを誇りに最高の笑顔で挑みたい」と話しています。
その他の注目選手
三重県内唯一の男子実業団チームNTN(桑名市)からは、男子800メートルに前日本記録保持者の源裕貴が出場します。また、男子5000メートルには名張市出身の県記録保持者、川瀬翔矢が出場します。さらに、女子三段跳びには東海高校記録を保持する皇學館高3年の岡島奏音がエントリーしています。
県ゆかりの五輪代表経験者
男子200メートルにはパリ五輪代表の上山紘輝(松阪市出身)、男子走り高跳びにはリオ、東京五輪代表の衛藤昂(鈴鹿市出身)が出場します。
今大会は、大山選手をはじめとする多くの選手たちが最高のパフォーマンスを目指して挑む、見逃せない大会となるでしょう。