クラスペディアと小崎綾也騎手の絆が生む重賞初勝利への挑戦 ~北九州記念で目指す頂点~
クラスペディアと小崎綾也騎手が北九州記念で重賞初勝利を目指す。調教からレースまで、二人の絆と成長が勝利への鍵となる。

クラスペディアの成長と小崎騎手の挑戦
クラスペディア(牡3、河嶋)は、今度こそ重賞初勝利を手にすることを目指して北九州記念に挑む。3日に行われた最終追い切りでは、坂路で4ハロン53秒0-12秒0という好タイムを記録し、その状態の良さをアピールした。河嶋師は「火曜に坂路で56秒8を記録し、今週は流す程度でした。気が入っている中で行きっぷりがいいです。もともと脚力がある馬で、今回はハンデ(54キロ)もいいです。舞台は合うと思います」とコメント。
これまで重賞に5度挑戦し、2着が2回と好成績を残しているクラスペディア。今回のレースで初タイトルを獲得する態勢は整っている。
小崎綾也騎手の成長と決意
クラスペディアの過去7戦全てで手綱を握る小崎綾也騎手は、今年で30歳を迎える。「気持ちの変化はないです。毎週の競馬のために日々を過ごしています。やれることを全部やってレースに臨みたい」と語る小崎騎手は、勝負に対して全力の準備を続けている。
「継続で乗らせてもらえているのはうれしいです。チームでやっていけている感じです」と小崎騎手は自身の成長を実感。新馬の頃から調教でも騎乗を続け、クラスペディアの背中を熟知している。
勝利への期待
小崎騎手は18年函館2歳S(アスターペガサス)以来7年ぶりの重賞タイトルを目指す。クラスペディアとともに夏の小倉を沸かせることを期待されている。二人の絆と成長が、今回のレースでの勝利を導く鍵となるだろう。
小崎綾也騎手のプロフィール
小崎綾也(こざき・りょうや)は1995年5月13日、滋賀県生まれ。2014年4月19日に阪神でデビューし、同日7Rケルンフォーティーで初勝利を挙げた。2018年函館2歳Sアスターペガサスで重賞初制覇を果たす。17年オーストラリア、19年ニュージーランド、22年アイルランドなど海外でも経験を積む。JRA通算3335戦148勝。父は小崎憲調教師。163センチ、50・5キロ。