第107回全国高校野球選手権兵庫大会開幕!甲子園への夢と熱戦の舞台
第107回全国高校野球選手権兵庫大会が開幕。164校、153チームが熱戦を繰り広げ、甲子園への夢を追い求める選手たちの物語。

全国高校野球兵庫大会が開幕
2025年7月5日、第107回全国高校野球選手権兵庫大会が開幕しました。明石トーカロ球場で行われた開幕試合では、神戸北・伊川谷北・神戸学園都市と姫路南が対戦し、試合前にソフトテニスで活躍する須磨学園3年の中谷ももこさんが始球式を務めました。
甲子園への憧れ
兵庫大会に出場する全153チームにアンケートを実施したところ、87%の選手が「甲子園に憧れている」と回答しました。その理由は様々で、「子どものころに甲子園で活躍する高校生を見たから」や「家族の影響」などが挙げられました。
選手たちの思い
東播磨の福村泰輝主将は、父である福村順一監督の影響で甲子園を目指しています。「甲子園は気持ちがいいぞ。球場に吸い込まれる感覚がある」という父の言葉を胸に、福村主将は甲子園を目指すことを誓っています。
白陵の小柳朝陽選手は、祖母への恩返しとして甲子園を目指しています。祖母は小柳選手を育て、ユニホームを洗濯し、毎朝おにぎりを作ってくれました。「甲子園があるから高校野球を頑張れる」と語る小柳選手の思いは、多くの人々の心を打つものです。
憧れを超えて
一方で、甲子園への憧れが「ない」と答えた選手も70人いました。西脇工の西村真司郎主将は、兄との約束を果たすため、甲子園への憧れを捨てました。「甲子園は憧れる場所ではなく、自分たちが出場する場所です」という言葉には、強い決意が込められています。
最後の夏
自分の夢のため、家族のため、支えてくれた人のため。高校球児の様々な思いがぶつかり合う最後の夏が、幕を開けました。兵庫大会は27日に決勝戦を迎え、熱戦が続きます。