テア・シュテーゲンの手術の可能性が新シーズンのバルセロナに与える影響
バルセロナのゴールキーパー、テア・シュテーゲンが背中の手術を受ける可能性があり、新シーズンのチーム編成に影響を与えるかもしれない。

バルセロナのドイツ代表ゴールキーパー、マルク・アンドレ・テア・シュテーゲンが背中の手術を受ける可能性が報じられています。2025年7月17日、スペインメディア『マルカ』や『ムンド・デポルティーボ』がこの情報を伝えました。
テア・シュテーゲンは現在33歳で、2014年夏にボルシアMGからバルセロナに加入しました。2016年夏以降は正守護神としてゴールマウスを守り続けていましたが、昨シーズンは9月に右ヒザを負傷し、長期離脱を余儀なくされました。シーズン終盤に復帰したものの、公式戦9試合にとどまるなど、不本意なシーズンを過ごしました。
昨夏からキャプテンに就任したテア・シュテーゲンですが、今夏の移籍市場でバルセロナはエスパニョールからスペイン人ゴールキーパー、ジョアン・ガルシアを獲得しました。新加入のゴールキーパーがスタメンの座に就くことが予想されていることに加え、元ポーランド代表ゴールキーパー、ヴォイチェフ・シュチェスニーも契約延長を果たしたことから、守護神の座を巡る競争は激化しています。
立場が危ぶまれるテア・シュテーゲンですが、今週のトレーニングには参加していないようで、報道によると、背中に痛みを抱えており、練習に参加できない状態だといいます。医師の診察は受けるようですが、手術に踏み切るか否かは現時点では不透明です。
なお、テア・シュテーゲンは2023-24シーズン中にも椎間板ヘルニアの影響で腰と背中に痛みを抱え、手術を実施しました。約3カ月の離脱を余儀なくされた過去があります。仮にテア・シュテーゲンが再手術となれば、新シーズンの序列や自身の去就に大きな影響を及ぼすことになるかもしれません。
新シーズンを控えたバルセロナにとって、テア・シュテーゲンの健康状態は重要な課題です。彼の手術の有無がチームの戦略にどのような影響を与えるか、今後の動向に注目が集まります。