【ラグビー女子W杯】日本代表がスペイン撃破で2連勝!進化の戦術が光るイングランド大会前哨戦
日本女子ラグビー代表がスペインに30-19で勝利しテストマッチ2連勝を達成。香川メレ優愛ハヴィリの2トライを軸に、W杯イングランド大会へ向けた戦術進化をアピール。8月開幕の本戦で初の8強を目指す。

試合ハイライト
- 前半13分:左ウィングの香川メレ優愛ハヴィリ(ナナイロプリズム福岡)が鋭いサイドアタックで先制トライ
- 前半27分:BK陣の縦横無尽な展開から香川が2トライ目を決め10-0リード
- 後半6分:長田いろは主将(アルカス熊谷)がキックチャージを駆使した機動戦で3トライ目
- スペイン反撃:11分にパワープレイでトライを許すも、ディフェンス陣が終盤までリード死守
戦術分析
- 3次元攻撃の進化:スクラムハーフ中村美咲(東京山九フェニックス)の正確なキック戦術でスペインDFラインを撹乱
- サイド攻撃の精度向上:WTBコンビ香川-小林のスピードを活かしたタッチライン際の突破が5回のラインアウト成功に直結
- 新戦力の台頭:ルーキーFL山本陽菜(三菱重工相模原)が7タックル3ターンオーバーの大活躍
イングランド大会展望
- 8月22日開幕戦:世界5位アイルランド戦で「高速ラグビー」の真価が試される
- ニュージーランド対策:パワー不足を補う「ジャパンスタイル」の継続発展が鍵
- 歴史的挑戦:前回大会3敗からの進化データ(スクラム成功率82%→91%、タックル成功率68%→78%)
監督コメント
「選手たちが『攻撃的ディフェンス』のコンセプトを完全に消化しました。W杯では1試合ごとにパフォーマンスを5%ずつ上げていくことが目標です」(ジェームズ・ジョセフヘッドコーチ)