アンドレスクの劇的勝利

WTAツアー公式戦「ナショナルバンク・オープン」（WTA1000／カナダ・ケベック州モントリオール）の女子シングルス1回戦で、ワイルドカードを得て参戦したビアンカ・アンドレスク（カナダ）が、2024年ウインブルドン女王のバーボラ・クレイチコバ（チェコ）を6-3 6-4で倒し、3年ぶりの勝ち星をマークしました。

試合のハイライト

アンドレスクは第1セットを3-2からブレークに成功して先取り。第2セットでは0-3とリードを許しましたが、続く5ゲームを連取して逆転。最初のサービング・フォー・ザ・マッチを何とかキープし、1時間44分で勝利を決めました。

足首負傷のアクシデント

最終ゲームで2度目のマッチポイントを迎えたアンドレスクは、フォアハンド打った際の着地で左足首を捻るアクシデントに見舞われました。しかし、メディカルタイムアウトを取って再開後の2ポイントをクレイチコバのリターンミスで連取し、危機を乗り越えました。

次のラウンド

2019年大会チャンピオンのアンドレスクは、次のラウンドで第4シードのミルラ・アンドレエワ（ロシア）と対戦します。シード勢は初戦がBYEで免除されており、2回戦からの登場となります。

その他の試合結果

ワイルドカードを受け取ってこの日プレーしたアンドレスク以外の地元カナダ勢は、18歳のビクトリア・エムボコ（カナダ）とレベッカ・マリノ（カナダ）が2回戦に進みましたが、マリーナ・スタクシッチ（カナダ）はジャクリーン・クリスティアン（ルーマニア）に6-2 2-6 2-6で逆転負けを喫しました。

そのほかの試合では、ベロニカ・クデルメトワ（ロシア）、ヘイリー・バティスト（アメリカ）、ジェシカ・ボウサス マネイロ（スペイン）、カミラ・オソリオ（コロンビア）、ダニエル・コリンズ（アメリカ）、マルケタ・ボンドルソバ（チェコ）、スーザン・ラメンズ（オランダ）、予選勝者の伊藤あおい（SBC メディカルグループ）、ジュ・リン（中国）が初戦を突破しました。